中3生を対象とした、理社の総仕上げである正月特訓が無事に終わりました。今年は偏差値と志望校別4クラス編成で、約100名の受験生が机を並べました。
ひばりヶ丘駅から2駅隣なだけとはいえ、早朝から電車で通塾した皆さん、よく頑張りましたね。お疲れさまでした。この2日間で、皆さんの理社の力は間違いなく向上しています。理社の傾向とポイントをメモした正月特訓テキストは、これから君たちを大いに助けてくれる参考書になるでしょう。知識の定着を図るためにも、復習を怠ることのないように。 入試まで60日を切り、そろそろ朝型に切り替えていく必要があります。お伝えしている通り、冬期講習中は8:30から塾を開放しています。自習に来るなら朝からですよ! 過日にも書きましたが、遅くまで塾に残って勉強したとか、テスト前に徹夜したとかの類に、私は何の美学も感じません。むしろ、無計画だから非効率な勉強をするしかなかったのだろうと解釈します。我々もやむを得ず生徒さんを残すことはあるものの、「遅くまで見てくれる塾」という評判が広まるのは本意ではありません。事前課題や授業時間内だけではフォローしきれないカリキュラムなのか、講師の指導力不足で時間延長せざるを得ないのか、はたまた別日に補習する時間を割いてあげられないのか。いずれにせよ、塾側の都合に生徒をつき合わせていることを反省するならまだしも、塾の売りにしたいとは思えません。極め付けは塾講師からの「遅くまでよく頑張ったな!」という類のレトリック。生徒は、遅くまで残る=勉強を頑張っているという潜在意識を植え付けられることになります。この不毛な潜在意識や根性論は、日本で問題視されているブラック企業の体質と極めて類似しています。そして、その種を蒔いているのは他でもない周りの大人たちであることを自覚すべきです。 ましてまだ15歳前後の子供たちです。事件や事故に巻き込まれるリスクは遅い時間ほど高まるわけですから、早い時間から来て、早い時間に帰らせるに越したことはないのです。ご息女がいらっしゃるご家庭はこのリスクに特に敏感ですから、当校の女子比率が高いということは一定量の評価をいただいているのだと自負しています。 繰り返します。冬期中は自習をしたいなら朝から来てください。自宅学習も朝からやりましょう。都立入試の試験開始時間は9:00からです(しかも国語!)。 西東京市谷戸校(ひばりヶ丘、田無)より