北九州の八幡高校の生徒が、新種の昆虫を発見したという記事がありました。 多くの研究者たちが新種を探求し続けている中、高校生が発見したなんて、何て素晴らしいことでしょうか! 毎日新聞の記事によると、同校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)認定校であり、高大連携している九州大学の研究チームに調査を依頼し、新種と判明したとのこと。北九州という自然に恵まれた環境下であったことも然ることながら、発見までのプロセスを見る限り、SSHであったことも功を奏したのだと思います。 SSHとは、文科省に採択された高等学校、中高一貫教育校にのみ許される名称です。先進的な理数教育を実施し、高大連携による共同研究や取り組みを推進しています。予算面での優遇があり、一般的な高等学校に比べ、実験器材が充実していることも特徴の一つです。 ご存知の通り、このSSHは東京にもあります。都立高校では、日比谷高校、科学技術高校、戸山高校、多摩科学技術高校、小石川中等教育学校があり、西東京市や清瀬市からも通学圏内です。そのため、ベスト自修館からもかなり多くの生徒さんが進学しています。ここ数年では、武蔵小金井という近隣、且つ、(今のところ)他SSH認定校と比べると難易度が低めな多摩科学技術高校の人気が高まっています。まだ新しい学校で、昨年度、第一期生が卒業したばかりですが、進路状況は順調に伸びていくと思われます。
さて、西東京市谷戸校では、5月に中学生全員が志望校判定テスト(塾内テスト)を受験します。初めて受験することになる中1の皆さんには、本日の授業で宿題を出しました。「ご家庭で話し合って、受験日までに志望校を決めてくること」です。毎年、中1の生徒さんにこれを伝えると、「まだ先のことだから考えてないよ〜。」という声が出ます。「今決めた志望校を中3までに変更してもいいですか?」と聞いてくる実直な生徒さんもいました(微笑ましいことですね)。変更するのはもちろん構いません。むしろ、高校受験の最終出願日まで、大いに悩んで欲しいと思っていますし、進路相談は本人の気が済むまでとことんお付き合いさせていただきます。 中1から志望校を決めてもらう理由は、早い段階から高校受験について考える機会、ひいては将来について考える機会を作ってもらいたいからです。学業に関わらず、目標が定まっていない努力ほど不毛なものはありませんから。もし、理系分野の道に興味があるならば、SSHは一考の価値ありです。 毎日新聞の記事は、 >「びっくりした。この活動がきっかけで、環境を研究するため広島大に進学した。 >今後も幅広く生物について研究していきたい」と喜びを語った。 と締めくくられています。 いやぁ、痺れますね。 目標を見つけるきっかけを作ること。 我々がその一端を担うべく一層精進せねばと、この記事を通して再認識したわけです。 追伸 次こそは携帯電話関連の話を… 西東京市谷戸校(ひばりヶ丘、田無)より
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